実業 2005 5 27

 最近、いくつかのネット企業が、業績の下方修正したことに対して、
投資家が、厳しい批判をしていますが、
私は、大目に見るべきだと思います。
(これは、私の個人的な体験から、そう思ってしまうのかもしれません)。
 私が運営しているサイトは、政治・経済のコーナーをやめたら、
アクセス数が5分の1に減少してしまいましたが、
それまでは、アクセス数が非常に多かったと思います。
 このサイトは、特に、政治・経済のコーナーが、文字中心で、
絵や写真がないという構成です。
それは、絵や写真を入れると、サイト自体の表示が重くなってしまうからです。
文字中心でも、アクセスが集中すると、表示が重くなってしまうことがありました。
 ある年の元旦に、こんなことがあって、妻が、びっくりしていました。
「元旦の朝9時なのに、もうアクセス数が、100件を超えている。
サイトの中身は、政治・経済の堅苦しい話題なのに、
元旦の朝から、このサイトを見に来るのは、なぜ」と、妻が言っていました。
 このサイトは、アクセス数から言えば、大成功だったのですが、
収益の面から言えば、大失敗だったと思います。
何しろ、3年間で、このサイトから得られた収入は、5000円程度です。
 私は、個人だから、やめたいと思えば、いつでも、やめられますが、
ネット企業の場合は、そういうわけにはいかないでしょう。
多数の株主もいるし、多数の社員もいるからです。
 しかし、現実は、「ネット企業で生き残れるのは、
トップ企業だけで、2位以下は、負け組になる」ということを言う人がいるくらい、
ネット・ビジネスは、厳しいと思います。
 そういうわけで、ネット企業が、
IPOで得た資金や、自社株上昇で儲かった資金で、
実業を手に入れようと考えるのは、自然だと思います。




































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